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GRヤリスの中古車を見ていると、「20式」「24式」「後期」といった言葉が並んでいて、『結局どれが何なの?』と戸惑いますよね。
結論から言うと、大きな境目は2024年4月の24式です。ここより前が前期(20式)、ここからが後期(24式・25式・26式)で、出力もトランスミッションもインパネも変わっています。
この記事を読めば、年式ごとの違いと、中古で年式を見分ける方法が分かります。
GRヤリスの「20式」「24式」とは?前期・後期の呼び方
トヨタ GRヤリスは、2020年9月の発売から一度もフルモデルチェンジをしていません。ずっと初代のままなんです。
そのかわり、ほぼ毎年のように改良が入っています。その改良ごとに「20式」「24式」と年の数字で呼び分けるのが、GRヤリスの慣習です。
数字は改良が発表・発売された年を表しています。24式なら2024年の改良、26式なら2026年の改良という意味です。
中古車の掲載では「前期」「後期」とだけ書かれていることも多いので、両方の呼び方を覚えておくと安心です。
前期=20式(2020年9月〜2024年4月)、後期=24式以降(2024年4月〜)と覚えておけば、中古車の説明もほぼ読めます。25式と26式は、24式をベースにした細かい改良です。
| 呼び方 | 発売 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 20式 | 2020年9月4日 | 前期。デビュー時の仕様 |
| 24式 | 2024年4月8日 | 後期の始まり。大幅改良 |
| 25式 | 2025年5月6日 | 後期。シャシーや制御の熟成 |
| 26式 | 2026年4月6日 | 後期。現行仕様(2026年9月時点) |
「22式」「23式」という呼び方は、通常モデルでは使われていません。2022年に出たGRMNヤリスは限定500台の別モデルなので、年式の流れとは分けて考えましょう。
歴代の型式や特別仕様車まで含めた全体像は、GRヤリスの歴代モデル一覧で年表にしています。
20式・24式・25式・26式の違いを一覧で比べる
まずは年式ごとの違いを、1枚の表で見てみましょう。数値はトヨタ公式の発表と主要諸元表に沿っています。
| 項目 | 20式(前期) | 24式 | 25式 | 26式(現行) |
|---|---|---|---|---|
| 1.6Lターボの出力 | 272PS/370N・m | 304PS/400N・m | 304PS/400N・m | 304PS/400N・m |
| トランスミッション | 6MTのみ | 6MT/8AT(GR-DAT) | 6MT/8AT | 6MT/8AT |
| RS(1.5L・FF) | あり | 廃止 | なし | なし |
| インパネ | 発売時のデザイン | 運転席側に傾けた新デザイン | 24式と同じ | 24式と同じ |
| メーター | 発売時のもの | 12.3インチ Full TFT | 同左 | 同左 |
| ヘッドアップディスプレイ | 設定あり | 廃止 | なし | なし |
| 縦引きパーキングブレーキ | なし | メーカーOP化 | メーカーOP | メーカーOP |
| 主な変更 | デビュー | 出力向上・AT追加 | ボルト・EPS・AT制御 | 新ステアリング・タイヤ変更 |
こうして並べると、20式と24式の差がいちばん大きいことが分かりますよね。
出力、トランスミッション、運転席まわりが一度に変わったので、同じGRヤリスでも乗った印象はかなり違います。
25式と26式は、見た目はほぼ24式のままです。乗り味やステアリングまわりを少しずつ詰めていった改良なんです。

前期(20式)と後期(24式以降)で一番違うところ
前期と後期の違いは、走りと運転席まわりの両方にあります。ひとつずつ見ていきます。
出力が272PSから304PSへ
20式の1.6Lターボ(G16E-GTS)は272PS/370N・mでした。24式からは304PS/400N・mに上がっています。
数字で言うと、32PS・30N・mの上乗せです。ただ、街乗りで体感できるかは人によって違います。
8速AT「GR-DAT」が選べるようになった
20式の4WDターボは6MTしかありませんでした。24式で8速ATの「GR-DAT」が加わり、2ペダルでも4WDターボに乗れるようになりました。
『MTは運転できないけど、GRヤリスに乗りたい』という方には、ここが一番大きな変化です。
インパネとメーターが一新された
24式ではインパネを運転席側へ傾けて、12.3インチのFull TFTメーターを入れました。運転席に座った時の景色は、20式とかなり違います。
一方で、20式にあったヘッドアップディスプレイは24式で廃止されています。
- 304PS/400N・mの現行出力
- 8速ATを選べる
- 新しいインパネと12.3インチメーター
- 縦引きパーキングブレーキをメーカーOPで選べる
- ヘッドアップディスプレイ
- アイドリングストップ
- 1.5L・FFのRS
アイドリングストップが無くなったのを、むしろ歓迎する声もあります。このあたりは好みで受け止め方が分かれるところです。
25式・26式は何が変わった?細かい改良の中身
24式で大きく変わったあとは、中身を少しずつ詰める改良が続いています。
| 年式 | 発表・発売 | 主な変更点 |
|---|---|---|
| 25式 | 2025年4月11日発表・5月6日発売 | シャシー締結ボルトの見直し、EPSの味付け、GR-DATの制御改良 |
| Aero performance package | 2025年9月12日発表・10月1日発売 | RZ”High performance”とRCにメーカーOPで追加 |
| 26式 | 2026年3月13日発表・4月6日発売 | 新GRステアリング(径365mmから360mm)、パドル延長、EPS制御変更、RZ”High performance”系のタイヤをPOTENZA RACEへ、全グレード約5.72万円値上げ |
25式は、ボディの締結やステアリングの手応えを整えた改良です。見た目で24式と見分けるのは、かなり難しいと思っておきましょう。
26式は、ハンドルが新しくなったのが分かりやすい違いです。縦引きパーキングブレーキ車でも、シートヒーターとステアリングヒーターを選べるようになりました。
26式の新車価格は、361万7,200円〜588万2,200円です(2026年4月発売・メーカー希望小売価格・消費税込)。8ATは6MTより35万円高くなります。
改良ごとの細かい変更点は、GRヤリスの一部改良・マイナーチェンジで何が変わったかで年を追って見ています。
前期を後期化することはできる?
『20式を買って、あとから後期仕様にすればいいのでは?』と考える方もいますよね。
実は、これはかなりハードルが高いんです。後期で変わったのは、部品を1つ替えれば済む箇所ばかりではありません。
24式のインパネは、ダッシュボードごと形が違います。出力の差も、エンジン制御だけの話とは限りません。8速ATへの載せ替えも現実的ではないので、「後期の中身が欲しいなら後期を買う」と考えておくのが無難です。
ライトまわりやステアリングのように、パーツ単位で後期の部品に替える人はいます。ただ、適合するか、車検に通るかは部品ごとに違います。
ライト類の交換についてはGRヤリスのライト・ランプ類の交換と後期化で詳しく見ています。
「前期のメーターを後期のものにできますか」
「インパネごと違うので、販売店でも簡単にはできないと考えておいたほうがいいですよ」
中古で年式を見分ける方法
ここが大事なところです。GRヤリスの4WDターボは、20式も26式も型式が同じ「GXPA16」なんです。
型式だけでは前期か後期かを見分けられません。次の順番で確かめてみてください。
- 車検証の「初度登録年月」を見る(2024年4月より前なら20式の可能性が高い)
- トランスミッションを見る(8ATなら24式以降)
- 運転席を見る(インパネが運転席側に傾いていれば24式以降)
- ステアリングを見る(径360mmの新GRステアリングなら26式)
- 販売店に「何式か」を聞き、根拠を確かめる
初度登録年月は、あくまで目安です。在庫車の登録が少し遅れることもあるので、装備とあわせて見るのが確実です。
| 見るところ | 20式 | 24式・25式 | 26式 |
|---|---|---|---|
| 型式 | GXPA16 | GXPA16 | GXPA16 |
| 初度登録の目安 | 2020年9月〜2024年4月 | 2024年4月〜2026年4月 | 2026年4月〜 |
| 8ATの有無 | なし | あり(選択) | あり(選択) |
| インパネ | 発売時の形 | 運転席側に傾いた形 | 同左 |
| ステアリング | 旧タイプ | 旧タイプ | 新GRステアリング |
24式と25式は、見た目ではほとんど見分けがつきません。初度登録年月(2025年5月前後)と、販売店の記録で判断することになります。

なお、型式が「MXPA12」の車は1.5L・FFのRSです。RSは20式にしか無いので、年式はすべて前期になります。
中古なら前期と後期、どっちを選ぶ?
前期と後期のどちらが正解、ということはありません。何を重視するかで選び方が変わります。
- ATで4WDターボに乗りたい
- 304PSの現行出力や新しいインパネが欲しい
- 売る時の価値を重く見たい
- 6MTで乗るつもりで、予算を抑えたい
- ヘッドアップディスプレイが欲しい
- 自分でパーツを替えて楽しみたい
中古の価格は、年式・走行距離・グレード・オプションで大きく変わります。同じ年式でも、Aero performance packageや縦引きパーキングブレーキの有無で差が出るんです。
「前期のほうが安いから前期」と決める前に、同じ予算で後期の走行多めの車と比べてみるのもおすすめです。
「予算300万円台で探しているんですが、前期しか無理ですか」
「条件次第です。後期でも走行距離や色の条件をゆるめると、候補に入ってくることがありますよ」
どちらの年式でも、整備記録簿とサーキット走行の有無は確かめておきましょう。ここは年式よりも車の状態を左右します!
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新車も含めて考えるなら、値引きの相場はGRヤリスの値引き相場と限界額にまとめています。生産終了の噂が気になる方はGRヤリスは生産終了する?もあわせてどうぞ。
- トヨタ GRヤリス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
GRヤリスの前期と後期の境目はいつですか?
2024年4月8日発売の24式が境目です。それより前の20式が前期、24式・25式・26式が後期と呼ばれています。
型式で前期と後期を見分けられますか?
4WDターボは20式から26式までずっとGXPA16なので、型式だけでは見分けられません。初度登録年月、8ATの有無、インパネの形で判断してみてください。
20式のGRヤリスにATはありますか?
20式の4WDターボは6MTだけです。ATが欲しい場合は、8速ATのGR-DATが加わった24式以降を選ぶことになります。
25式と24式の違いは何ですか?
シャシー締結ボルトの見直し、EPSの味付け、GR-DATの制御改良が主な違いです。見た目はほぼ同じです。
20式を後期仕様に改造できますか?
インパネや8ATの載せ替えは現実的ではありません。後期の中身が欲しいなら、はじめから24式以降を選ぶほうが無難です。
まとめ
- GRヤリスは初代のまま、年次改良を20式・24式・25式・26式と呼び分けている
- 前期(20式)と後期(24式以降)の差が一番大きい
- 24式で304PS/400N・m、8速AT追加、新インパネ、RS廃止
- 26式は新GRステアリングとタイヤ変更で、全グレード約5.72万円値上げ
- 型式はずっとGXPA16なので、初度登録年月と装備で年式を見分ける

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