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GRヤリスが気になっているけれど、燃費がどれくらい悪いのか分からなくて踏み切れない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、カタログ値(WLTC)は8ATで10.8km/L、6MTで12.4km/Lです。実際の燃費はこれより下がることが多く、乗り方しだいでガソリン代は年に数万円単位で変わります。
この記事を読むと、自分の使い方で月いくらかかりそうかを、数字で見積もれるようになります。
GRヤリスのカタログ燃費はいくつ?
まずは公式の数字からです。トヨタ公式の環境仕様(’26年3月現在)に載っている、26式(2026年4月発売)のWLTC燃費はこうなっています。
| トランスミッション | WLTC総合 | 市街地 | 郊外 | 高速道路 |
|---|---|---|---|---|
| 8AT(GR-DAT) | 10.8km/L | 7.1km/L | 11.3km/L | 13.3km/L |
| 6MT(iMT) | 12.4km/L | 9.3km/L | 12.9km/L | 14.1km/L |
現行のGRヤリスは全車が1.6Lターボ(G16E-GTS)と4WD(GR-FOUR)の組み合わせです。だから燃費の違いは、ほぼトランスミッションの違いだけなんです。
『ATのほうが燃費がいいんじゃないの?』と思った方もいますよね。GRヤリスの場合は逆で、6MTのほうがWLTC総合で1.6km/L上です。
8ATは車両重量が6MTより20kg重いこともあって、数字では6MTが有利、という関係です。
GRヤリスの燃費はWLTC総合で8AT 10.8km/L、6MT 12.4km/L。どちらもハイオク指定です。燃費を少しでも気にするなら6MTのほうが数字では有利です。
ちなみに、名前が似ているヤリス(5ドア)とは別の車です。ヤリスのハイブリッドの燃費と比べても参考にならないので、混ぜないようにしておきましょう。

街乗りだと燃費はどこまで落ちる?
ここが一番気になるところですよね。表の「市街地」の列を見てみてください。
8ATの市街地モードは7.1km/Lです。WLTC総合の10.8km/Lから、3割以上も下がっています。
信号の多い道で発進と停止をくり返すと、それだけ燃料を使うんです。しかもGRヤリスはアイドリングストップが24式で廃止されています。止まっている間もエンジンは回り続けます。
一方で、高速道路モードは8ATで13.3km/L、6MTで14.1km/Lです。一定の速度で流れる道なら、思ったより伸びることもあります。
同じ8ATでも、市街地7.1km/Lと高速道路13.3km/Lでは2倍近い差があります。通勤が渋滞路なのか、郊外の空いた道なのかで、実燃費の見込みは大きく変わります。
例えばこんな場面です。平日は片道10kmの通勤で信号が多く、週末だけ高速で遠出をする。
「平日の燃費、思ったより悪いね」
「でも遠出した日は結構伸びてたよ」
こういう差が出るのは自然なことなんです。平均だけでなく、自分の走る道がどちら寄りかを考えておくと、見込みが外れにくくなります。
実燃費をカタログ値の何割で見るか
実燃費の平均値は、走る人・季節・タイヤでばらつきます。このサイトでは確かめた平均値を持っていないので、断定はしません。
その代わりに、カタログ値の9割・8割・7割になった場合の数字を計算しておきました。自分の走り方に近い行を見てみてください。
| 実燃費の見込み | 8AT(GR-DAT) | 6MT(iMT) |
|---|---|---|
| カタログ値どおり(10割) | 10.8km/L | 12.4km/L |
| カタログ値の9割 | 9.72km/L | 11.16km/L |
| カタログ値の8割 | 8.64km/L | 9.92km/L |
| カタログ値の7割 | 7.56km/L | 8.68km/L |
一般に、エアコンをよく使う夏や、暖機が長くなる冬は燃費が下がりやすいと言われます。渋滞の多い街中なら、7割の行を見ておくと安心です。
『スポーツ走行をしたらどうなるの?』という疑問もありますよね。ワインディングやサーキットでアクセルを大きく踏めば、燃費は表のどの行よりも下がることがあります。
メーターに出る平均燃費は、リセットしてからの区間の値です。短い区間だけで判断すると、実際より良くも悪くも見えます。満タン法(給油量と走行距離から計算する方法)を数回くり返すと、実態に近い数字になります。
- ガソリンを満タンにして、トリップメーターを0にする
- ふだんどおりに走る(できれば300km以上)
- 次に満タンにした時の給油量をメモする
- 走行距離を給油量で割る
- これを3回ほどくり返して平均をとる
タンク容量50Lで何km走れる?
GRヤリスの燃料タンクは50Lです(全グレード共通・トヨタ公式主要諸元表)。ここから満タンで走れる距離を計算すると、こうなります。
| 実燃費の見込み | 8AT 満タン航続距離 | 6MT 満タン航続距離 |
|---|---|---|
| 10割 | 約540km | 約620km |
| 9割 | 約486km | 約558km |
| 8割 | 約432km | 約496km |
| 7割 | 約378km | 約434km |
これはタンクを空になるまで使い切った場合の計算です。実際には警告灯が点いた時点で給油するので、ここから数十kmは引いて考えておきましょう。
実は、GRヤリスはスペアタイヤも積んでいない車です。遠出の時は燃料もタイヤも余裕を持っておく、という考え方が大事なんです。
『高速で遠出すると何回給油が要る?』という方は、高速道路モードの数字を使うと目安になります。8ATで13.3km/L、6MTで14.1km/Lなので、満タンで8ATが約665km、6MTが約705kmという計算になります。あくまで一定速度で流れた時の数字として見ておきましょう。
- 燃料計が半分を切ったら、次のSAで給油を考える
- 山間部の道はガソリンスタンドが少ないので早めに入れる
- ハイオクを置いていない小さなスタンドもある
- タイヤの空気圧を出発前に確かめておく
航続距離が気になる方は、ハイオク指定のことも頭に入れておきましょう。レギュラーを入れた場合の扱いはGRヤリスはハイオク指定|レギュラーを入れるとどうなるで詳しく書いています。
年間のガソリン代はいくらになる?
燃費の話は、最後はお財布の話ですよね。ここではハイオクを1Lあたり185円と仮に置いて、年間の走行距離ごとに計算しました。
ガソリン価格は時期と地域で変わります。いま住んでいる地域の価格で置き換えて見てみてください。
| 年間走行距離 | 8AT 10割(10.8km/L) | 8AT 7割(7.56km/L) | 6MT 10割(12.4km/L) | 6MT 7割(8.68km/L) |
|---|---|---|---|---|
| 5,000km | 約8.6万円 | 約12.2万円 | 約7.5万円 | 約10.7万円 |
| 10,000km | 約17.1万円 | 約24.5万円 | 約14.9万円 | 約21.3万円 |
| 15,000km | 約25.7万円 | 約36.7万円 | 約22.4万円 | 約32.0万円 |
年1万km走る人なら、8ATで17万〜25万円くらいの幅に収まる計算です。6MTだと15万〜21万円くらいになります。
8ATと6MTの差は、同じ1万kmでも年に2万〜3万円ほどです。ATとMTの車両価格の差が35万円あることを考えると、燃費の差だけで選ぶ理由にはなりにくいですね。
年1万km・8ATでカタログ値の8割(8.64km/L)なら、年約21.4万円で、月あたり約1.8万円です。駐車場代や保険料と並べて、毎月の支出として無理がないかを見ておきましょう。
燃料代以外も含めた1年間の総額はGRヤリスの維持費は年間いくら?年収の目安と内訳にまとめてあります。税金や保険まで足すと、見え方がだいぶ変わりますよ。

燃費を少しでも良くする乗り方
GRヤリスは燃費のために買う車ではありません。とはいえ、ふだんの走り方で差がつくところはあります。
『せっかくのGRヤリスで燃費運転なんて…』と思いますよね。ただ、街乗りの時間だけ意識するなら、走る楽しさを削らずに済みます。
- 発進はじわっと。ターボが効く回転まで急いで上げない
- 先の信号を見て、早めにアクセルを戻す
- 走行モードは街中ではNORMALで走る
- タイヤの空気圧を指定値に合わせておく
- トランクに不要な荷物を積みっぱなしにしない
空気圧は、低いまま走ると転がりが重くなって燃費が落ちやすくなります。月に1回くらいは確かめておきたいところです。
タイヤの空気圧やサイズの話はGRヤリスのタイヤサイズと交換費用・スタッドレスで見ています。
もう1つ大事なのは、エンジンオイルの状態です。交換時期を過ぎたオイルのままでは、エンジンに負担もかかります。交換の目安はGRヤリスのオイル交換の時期・量・リセット方法を参考にしてみてください。
サーキットや峠で楽しむ日は、燃費は気にしなくて大丈夫です。その日は燃料代も「遊びの費用」と割り切って、ふだんの日だけ意識すると続けやすくなります。
燃費はGRヤリス選びの決め手になる?
最後に、燃費で車選びが変わるかを考えてみます。ここ、迷いますよね。
| 比べる点 | 8AT(GR-DAT) | 6MT(iMT) |
|---|---|---|
| WLTC総合燃費 | 10.8km/L | 12.4km/L |
| CO2排出量(WLTC) | 215g/km | 187g/km |
| 年1万kmのガソリン代(カタログ値・185円/L仮定) | 約17.1万円 | 約14.9万円 |
| 車両価格の差(26式・税込) | 6MTより35万円高い | 基準 |
燃費だけ見ると6MTが有利です。ただ、35万円の価格差を燃料代の差で取り戻すには、十年以上かかる計算になります。
「燃費で選ぶならMTだよね」
「でも渋滞の通勤ならATのほうがずっと楽だよ」
こんなふうに、燃費は判断材料の1つにとどめておくのがおすすめです。ふだんの道や運転のしやすさで選んだほうが、後悔は少なくなります。
ATとMTの違いを全体で比べたい方はGRヤリスはMTとAT(GR-DAT)どっちを選ぶ?を見てみてください。
渋滞の多い通勤に使うなら8AT、燃料代を少しでも抑えたいか運転そのものを楽しみたいなら6MT。燃費の差は年に2万〜3万円程度なので、決め手は燃費以外で考えて大丈夫です。
購入を決めたら、値引きの交渉で浮かせたお金を燃料代に回す考え方もあります。値引きの相場はGRヤリスの値引き相場と限界額にまとめています。
- 国土交通省「自動車燃費一覧」:国が公表しているWLTCモード燃費
よくある質問
GRヤリスのカタログ燃費はいくつですか?
26式のWLTC総合で、8AT(GR-DAT)が10.8km/L、6MT(iMT)が12.4km/Lです(トヨタ公式・’26年3月現在)。
GRヤリスの燃料タンク容量は何Lですか?
全グレード共通で50Lです。カタログ燃費どおりなら、8ATで約540km、6MTで約620kmが満タンで走れる計算上の距離です。
実燃費はどれくらいになりますか?
走る道と季節で大きく変わります。渋滞の多い街中なら、カタログ値の7割前後(8ATで7.56km/L、6MTで8.68km/L)で見ておくと見込みが外れにくいです。
レギュラーガソリンを入れても大丈夫ですか?
GRヤリスは無鉛プレミアム(ハイオク)指定です。指定外の燃料は避けてください。詳しくはハイオクの記事で扱っています。
平均燃費の表示はどうやってリセットしますか?
メーターの表示切り替えから操作できます。手順は年式でメーターが違うので、取扱説明書で確認するのが確実です。
まとめ
- WLTC総合は8AT 10.8km/L、6MT 12.4km/L(26式・トヨタ公式)
- 市街地モードは8ATで7.1km/Lまで下がる。アイドリングストップは無い
- タンク50Lで、カタログ値なら8AT約540km、6MT約620km
- 年1万kmのガソリン代は8ATで約17万〜25万円(185円/L仮定)
- 8ATと6MTの燃料代の差は年2万〜3万円。燃費は決め手の1つにとどめる

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