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GRヤリスのチューニング|ブーストアップ・マフラー・吸気の順番と保証

GRヤリスのチューニングの順番と注意点をまとめたイメージ

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GRヤリスを手に入れたら、次は「どこから手を入れよう」と考えますよね。マフラー、エアクリーナー、ブーストアップと、選択肢が多くて迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、最初は吸気やマフラーのような戻せるところから始めて、エンジンの制御を書き換えるブーストアップは、保証と車検の扱いを確かめてからにするのが安心です。

この記事を読めば、チューニングの順番と費用の考え方、騒音規制やメーカー保証で気をつけたいことが分かります。

目次

GRヤリスのチューニングは、何から始める?

『せっかくならパワーを上げたい』という気持ち、よく分かります。ただ、GRヤリスは新車の状態でもかなり強いエンジンを積んでいます。

現行の26式のエンジンはG16E-GTS(1.6L直列3気筒ターボ)で、トヨタ公式の主要諸元では224kW(304PS)/400N・mです。20式は272PS/370N・mでした。まずは今の状態を知るところからですね。

先に結論

チューニングは「戻せる・安い・保証に響きにくい」ところから始めて、「戻しにくい・高い・保証に響く」ところへ進むのが基本です。いきなりタービン交換やエンジン制御の書き換えに手を出すと、お金も手間も大きくなります。

段階主な内容戻しやすさ保証・車検への影響
1点検・消耗品(オイル・プラグ等)戻す必要なしほぼ無い
2エアクリーナー(交換タイプ)・マフラー戻しやすい認証の有る製品なら小さい
3追加メーター・ブースト計戻しやすい取り付け方しだい
4ブーストアップ(制御の書き換え)戻せる場合もある保証に響く可能性が大きい
5キャタライザー・クラッチ・フライホイール手間がかかる車検・保証の両方に響くことがある
6タービン交換大がかり保証の対象外になることが多い

年式ごとの出力の違いは、GRヤリスの馬力・トルク・最高速で詳しく並べています。

GRヤリスのチューニングを戻しやすさと保証への影響で6段階に並べた図

エアクリーナーの交換と、むき出しタイプの注意

吸気まわりは、手を入れやすい場所です。純正のエアクリーナーボックスに入れる交換タイプなら、見た目も変わらず戻すのも簡単です。

「むき出しエアクリーナー」は、吸気の音が大きくなって楽しい反面、エンジンルームの熱い空気を吸いやすくなります。ターボ車では、吸う空気の温度が上がるとパワーが出にくくなることもあるんです。

交換タイプ(純正ボックスに入れる)
  • 取り付けが簡単で、戻すのも楽
  • 熱い空気を吸いにくい
  • 費用を抑えやすい
むき出しタイプ
  • 吸気の音が大きくなる
  • 熱い空気を吸いやすく、対策が要る
  • 雨の日の水の吸い込みに気をつける

エアクリーナーを替えただけで、体感できるほどパワーが上がるとは限りません。音の変化を楽しむくらいの気持ちで選ぶと、がっかりせずに済みます。

マフラーの選び方と、騒音規制・車検

チューニングの中で、いちばん気になる方が多いのがマフラーですよね。音が変わるので、満足感が大きいパーツです。

ただ、マフラーには騒音の決まりがあります。後付けのマフラーは、車検に通る性能を持っていることを示す表示(性能等確認済表示など)が付いた製品を選ぶのが基本です。

「爆音」マフラーは公道では使えない

大きな音が出るマフラーや、消音器を抜いたマフラーは、騒音の基準に合わず車検に通らないことがあります。近所への迷惑にもなりますし、整備不良として取り締まりの対象になることもあります。公道で乗るなら、基準に合った製品を選びましょう。

マフラーを選ぶ時の確認
  • 自分の年式(20式・24式以降)に合う製品かを確かめる
  • 車検対応の表示(認証プレート等)が付いているかを見る
  • 6MTと8ATで適合が分かれていないかを見る
  • 音量だけでなく、こもり音の少なさも口コミの傾向で見る
  • 純正マフラーを保管しておく場所を決めておく

「後期」のマフラーを探している方も多いですが、24式以降は車体まわりの改良も入っています。20式用の製品がそのまま付くとは限らないので、適合表で年式を確かめてみてください。

GRヤリスのマフラーとキャタライザーを交換する時の車検の注意点をまとめた図

フジツボやHKSなど、多くのマフラーメーカーがGRヤリス用の製品を出しています。どれがおすすめかは、音の好みと予算で決めるのが一番です。

純正マフラーは捨てずに取っておく

純正マフラーは、売る時に戻すと評価が落ちにくいことがあります。車検の時に戻す人もいます。

『かさばるし、捨ててもいいかな』と思いがちですが、しまっておける場所があるなら、保管しておくのがおすすめです。

バブリングは車にやさしくない

アクセルを戻した時に「パンパン」と鳴らすバブリングは、制御の書き換えで出していることが多いです。排気系や触媒に負担がかかるので、やるならお店とよく相談しておきましょう。

ブーストアップとエンジン制御の書き換え

ターボの圧力(ブースト圧)を上げて、パワーを引き出すのがブーストアップです。GRヤリスでは、エンジンを動かすコンピューター(ECU)の制御を書き換える方法が主流になっています。

制御を書き換える方法には、ECUそのものを書き換える「パフォーマンスソフトウェア」と呼ばれるものや、配線に割り込ませて制御する後付けのコントローラーがあります。どちらも、元に戻せるかどうかは製品しだいです。

メーカー保証に響くことがある

エンジンの制御を書き換えると、エンジンやミッションまわりのメーカー保証が受けられなくなることがあります。新車保証が残っているうちに書き換えるなら、販売店にどこまで保証が残るかを聞いてからにしましょう。

「ブーストアップすると壊れやすくなりますか?」
「負担は増えます。だからこそ、ノック補正値などを見ながら無理のない範囲にするんです」

ノック補正値は、エンジンが異常燃焼(ノッキング)を起こしそうな時に、点火を遅らせた量のことです。この値が大きく出ている時は、エンジンに負担がかかっているサインになります。GRヤリスはハイオク指定なので、燃料の質も大事ですね。

追加メーターで状態を見えるようにする

ブーストアップをするなら、追加メーターで状態を見られるようにしておくと安心です。ブースト圧・油温・水温・吸気温度などを見るのが一般的です。

見ておきたい値分かること
ブースト圧ターボがどれだけ過給しているか
油温エンジンオイルが熱くなりすぎていないか
水温冷却が追いついているか
吸気温度熱い空気を吸っていないか
ノック補正値異常燃焼の兆しが出ていないか

サーキットを走るなら、冷却の強化も合わせて考えたいところです。純正のクーリングパッケージの中身はGRヤリスのクーリングパッケージは必要かで話しています。

アンチラグとリミッターカットは慎重に

アンチラグは、アクセルを戻してもターボの回転を落とさないようにする仕組みです。ラリーカーでは使われますが、タービンや触媒への負担が大きく、音も大きくなります。公道で乗る車にはおすすめできません。

リミッターカットは、国内向けの速度リミッターを外す書き換えです。公道で意味がある場面は無く、保証にも響く可能性があります。サーキット専用の車でない限り、やらないほうが無難です。

キャタライザー・クラッチ・フライホイール

ここから先は、費用も手間も大きくなるチューニングです。サーキットや競技に出る人が中心になります。

キャタライザー(触媒)は、排気ガスをきれいにする部品です。メタルキャタライザーに替えると抜けが良くなると言われますが、排出ガスの基準に合っているかどうかで車検の可否が変わります。車検対応をうたう製品かどうかを、まず確かめてみてください。

部品替えると変わること気になること
メタルキャタライザー排気の抜けが良くなると言われる排出ガス基準・車検対応かを確かめる
強化クラッチ大きなトルクでも滑りにくいペダルが重くなる製品もある
メタルクラッチ競技で滑りにくい発進がギクシャクしやすく、街乗りはつらい
軽量フライホイールエンジンの回転の上がり下がりが速い発進でエンストしやすく、音が出ることも

クラッチとフライホイールは、6MT(iMT)の話です。8速AT「GR-DAT」は24式から追加されたミッションで、制御の書き換えができるかどうかは製品しだいです。

MTとATのどちらを選ぶかで、できるチューニングも変わります。迷っている方はGRヤリスはMTとATどっちを選ぶ?も見てみてください。

タービン交換とアップグレードの考え方

タービン交換は、ターボそのものを大きなものに替えるチューニングです。パワーは大きく上がりますが、燃料系や冷却、クラッチ、4WDの駆動系まで見直すことになります。

『タービンを替えればすぐ速くなる』と思いがちですが、実は、まわりの部品まで合わせると費用はかなり大きくなります。街乗りでは扱いにくくなることもあるので、サーキットで何を目指すかを決めてから考えましょう。

チューニングを進める順番
  1. まずはノーマルのまま乗って、足りないところを知る
  2. オイル・プラグなどの消耗品を見直す
  3. エアクリーナーやマフラーなど、戻せるところから替える
  4. 追加メーターで状態を見えるようにする
  5. 保証の扱いを販売店で確かめてから、ブーストアップを考える
  6. クラッチ・キャタライザー・タービンは、目的がはっきりしてから

メーカーのソフトウェアアップデートとの違い

「GRヤリス ソフトウェアアップデート」「アップグレード」で調べると、メーカー側の改良の話と、社外の書き換えの話が混ざって出てきます。この2つは別物です。

メーカーや販売店が行う更新は、保証の中で受けられるものが中心です。旧年式に新しい制御や部品を入れられるかどうか、費用はいくらかは、時期によって変わるので販売店で確かめてみてください。年式ごとの違いはGRヤリスの20式・24式・25式・26式の違いにまとめています。

チューニングで後悔しないために

チューニングをすると、売る時の評価も変わります。社外パーツが喜ばれることもあれば、ノーマルのほうが評価されやすいこともあるんです。

手を入れる前に考えておくこと
  • 新車保証がいつまで残っているかを確かめる
  • 純正パーツを保管しておく場所を決める
  • 車検に通るかどうかを、製品の表示で確かめる
  • 4WDの駆動系(GR-FOUR)への負担も考える
  • 売る時にノーマルへ戻すかどうかを決めておく

GRヤリスの4WDは、前後のトルクの配分を制御しています。パワーを上げると、駆動系にかかる負担も増えます。仕組みはGRヤリスの4WD「GR-FOUR」の仕組みで詳しく書いています。

これから買う方は、チューニングの予算を残せるように、車両の総額を抑えておきたいところですよね。GRヤリスの値引き相場と交渉の順番も参考にしてみてください。

よくある質問

GRヤリスのチューニングは何から始めるのがいいですか?

エアクリーナー(交換タイプ)やマフラーのように、戻しやすく保証に響きにくいところから始めるのがおすすめです。ブーストアップは保証の扱いを確かめてからにしましょう。

ブーストアップするとメーカー保証はどうなりますか?

エンジンの制御を書き換えると、エンジンやミッションまわりの保証が受けられなくなることがあります。書き換える前に、販売店にどこまで保証が残るかを聞いておきましょう。

社外マフラーは車検に通りますか?

性能等確認済表示などの車検対応の表示が付いた製品なら、通る前提で作られています。音量の大きい製品や、年式が合っていない製品は通らないことがあるので、適合と表示を確かめてみてください。

アンチラグは公道でも使えますか?

おすすめできません。タービンや触媒への負担が大きく、音も大きくなります。競技車で使われる仕組みと考えておきましょう。

8速ATでもチューニングできますか?

マフラーや吸気のような部品は選べます。制御の書き換えは、製品が8速AT(GR-DAT)に対応しているかどうかで変わるので、買う前に確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 現行26式のエンジンはG16E-GTSで304PS/400N・m。20式は272PS/370N・m
  • 吸気・マフラーのように戻せるところから始めて、制御の書き換えは後にする
  • マフラーは車検対応の表示が付いた製品を選び、純正品は保管しておく
  • ブーストアップはメーカー保証に響くことがある。販売店で確かめてから
  • アンチラグ・リミッターカット・タービン交換は、目的がはっきりしてから考える
GRヤリス買いたいドットコム

GRヤリス買いたいドットコム 編集部

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