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トヨタ GRヤリスのグレード表を見ると、RC、RZ、RZ”High performance”と名前が並んでいて、どこが違うのか分かりにくいですよね。
結論から言うと、現行の26式はエンジンと駆動方式が全車共通です。違うのは快適装備、ブレーキ・ホイール、シートの3つで、使い方で選ぶグレードがはっきり分かれます。
この記事では、装備表と価格差を並べて、どのグレードが誰に合うのかを見ていきます。
GRヤリスのグレードは3種類+Aero仕様
26式(2026年4月発売)のグレードは、大きく3つです。そこにAero performance packageを付けた仕様が2つあります。
| グレード | 位置づけ | 6MT価格(税込) |
|---|---|---|
| RC | モータースポーツ参戦用のベース車 | 3,617,200円 |
| RC + Aero performance package | RCに空力パーツ6点を追加 | 4,112,200円 |
| RZ | 公道向けの標準グレード | 4,537,200円 |
| RZ”High performance” | 走りの装備を足した上級グレード | 5,037,200円 |
| RZ”High performance” + Aero performance package | 上級グレードに空力パーツ6点 | 5,532,200円 |
価格は26式のメーカー希望小売価格(消費税込・’26年3月現在)です。8速ATを選ぶと、どのグレードも35万円高くなります。
全グレード共通なのは、1.6Lターボ(G16E-GTS・304PS/400N・m)と4WD(GR-FOUR)です。ここは安いグレードでも同じなんです。
街で乗るならRZ、走りの装備まで欲しいならRZ”High performance”、競技用に作り込むならRCです。Aero performance packageはRZ”High performance”とRCにしか設定がありません。

装備表で見るグレードの違い
では、具体的に何が違うのかを装備表で見てみます。トヨタ公式の主要装備一覧表(’26年3月現在)をもとにしています。
| 装備 | RC | RZ | RZ”High performance” |
|---|---|---|---|
| ヘッドランプ | プロジェクター式ハロゲン | 3灯式フルLED | 3灯式フルLED |
| エアコン | ヒーターのみ(OPで132,000円) | 左右独立フルオート | 左右独立フルオート |
| オーディオ | ディスプレイオーディオレス・2スピーカー | ディスプレイオーディオ(8インチ)・4スピーカー | ディスプレイオーディオ(8インチ)・4スピーカー |
| ホイール | ENKEI製 17インチ(7J) | ENKEI製 18インチ(8J)鋳造 | BBS製 18インチ(8J)鍛造 |
| タイヤ | 205/45R17 | 225/40R18(SP SPORT MAXX 050) | 225/40R18(POTENZA RACE) |
| フロントブレーキ | 16インチ 4ポット | 18インチ 対向4ポット+2ピースディスク | 18インチ 対向4ポット+2ピースディスク・レッドキャリパー |
| 最小回転半径 | 6.0m | 5.3m | 5.3m |
一覧にすると、RCとRZの差がとても大きいことが分かりますよね。RCは「走るために要らないものを外した車」なんです。
カーボンルーフ、アルミフード、12.3インチのフルTFTメーターは全車に付いています。見た目の迫力はグレードでほとんど変わりません。
Toyota Safety Senseのグレードごとの設定(特にRCでの標準・非設定)は、この記事では公式資料で確かめきれていません。気になる方は販売店で最新の装備一覧表を確認してみてください。
RC:安いけれど、競技用のベース車
いちばん安いのがRCです。6MTで3,617,200円なので、RZより92万円安くなります。
『安いグレードで十分なのでは?』と考える方も多いはずです。ただ、RCには日常で困る点がいくつかあります。
- エアコンが付いていない(ヒーターのみ)。付けると132,000円
- ディスプレイオーディオが無いので、ナビを映す画面が無い
- ヘッドランプがハロゲン
- 最小回転半径が6.0mで、18インチ車の5.3mより小回りが利かない
- シートはファブリックスポーツシート
エアコンを付けても、RCの6MTなら3,749,200円です。それでもRZより安いので、割り切れる人にはありなんです。
例えばこんな相談はよくあります。
「ジムカーナを始めたいけど、RCで街乗りもできる?」
「エアコンを付ければ乗れるけど、ナビはスマホで我慢することになるね」
RCの細かい中身はGRヤリス RCとは?エアコンレスの競技ベース車を普通に買っていいかで詳しく見ています。
RZ:公道でいちばんバランスがいいグレード
RZは、GRヤリスを普段から乗りたい人向けのグレードです。6MTで4,537,200円です。
フルLEDヘッドランプ、フルオートエアコン、ディスプレイオーディオが付いていて、日常で困ることはほとんどありません。
ブレーキはフロント18インチの対向4ポットで、ホイールもENKEI製の18インチです。タイヤはダンロップのSP SPORT MAXX 050が標準です。
- 通勤や買い物でも毎日乗る
- サーキットは年に数回か、行かないかもしれない
- 予算を500万円前後に収めたい
- クーリングパッケージ(126,500円)で後から走りを足したい
実は、RZにはAero performance packageの設定がありません。空力パーツが欲しい方は、RZ”High performance”かRCを選ぶことになります。
RZ”High performance”:走りの装備が最初から揃う
RZ”High performance”は、RZより50万円高い上級グレードです。6MTで5,037,200円です。
差額で付いてくる主なものは、BBS製の鍛造ホイール、ブリヂストンのPOTENZA RACE、プレミアムスポーツシート、レッドキャリパーです。
26式からは、RZ”High performance”系の標準タイヤがPOTENZA RACEに変わり、ショックアブソーバーの減衰力も見直されました。
『50万円の差、元が取れるの?』という疑問もありますよね。
鍛造ホイールやタイヤを後から社外品で揃えると、それなりの費用がかかります。最初から走る前提なら、差額ほどの価値を感じる方は多いはずです。
逆に街乗りが中心なら、RZで十分なことも多いんです。
RZ”High performance”とRZの詳しい比較はGRヤリス RZ”High performance”とRZの違いにまとめています。

Aero performance packageは付けるべきか
Aero performance packageは、2025年10月に追加されたメーカーオプションです。中身は次の6点です。
- ダクト付きアルミフード
- フロントリップスポイラー
- フェンダーダクト
- 燃料タンクアンダーカバー
- 可変式リヤウイング
- リヤバンパーダクト
価格はRCでもRZ”High performance”でも、付けると495,000円高くなります。車両重量は10kg増えます。
サーキットで空力の効果を使い切る人向けの装備です。街乗りでは見た目の迫力が主な違いになりますね。
詳しい中身はGRヤリスのAero performance packageは必要かで見られます。
RSは24式で廃止、いまは中古だけ
以前のGRヤリスには、RSという1.5L・FF・CVTのグレードもありました。出力は120PS/145N・mで、20式の価格は265万円からでした。
RSは2024年4月の24式で廃止されています。いま新車で選べるのは、全車1.6Lターボの4WDだけです。
RSは型式もMXPA12で、ほかのグレード(GXPA16)とは中身がまったく違います。中古で「安いGRヤリス」を見つけたら、RSではないかを確かめておきましょう。
RSの詳しい中身はGRヤリス RS(1.5L・FF)とはで扱っています。
6MTと8ATはグレードとは別に選べます
GRヤリスは、どのグレードでも6MT(iMT)と8AT(GR-DAT)のどちらかを選べます。価格差はどのグレードも35万円です。
『ATだと上のグレードしか選べないのでは?』と心配される方もいますが、RCにも8ATの設定があります。
| 比べる点 | 6MT(iMT) | 8AT(GR-DAT) |
|---|---|---|
| 価格 | 基準 | +350,000円 |
| WLTC総合燃費 | 12.4km/L | 10.8km/L |
| 車両重量(RZ) | 1,280kg | 1,300kg |
| レーダークルーズ | ブレーキ制御付 | 全車速追従(停止保持なし) |
燃費は国土交通省審査値、重量は26式の諸元表の値です。
グレードとトランスミッションは、分けて考えると選びやすくなります。MTとATの選び方はGRヤリスはMTとAT(GR-DAT)どっちを選ぶ?でじっくり比べています。
使い方別、どのグレードを選ぶか
最後に、使い方ごとのおすすめを並べます。
| 使い方 | 向いているグレード | 理由 |
|---|---|---|
| 毎日の通勤・街乗りが中心 | RZ | 快適装備が揃い、価格も抑えられる |
| 街乗り+年数回のサーキット | RZ+クーリングパッケージ | 必要な冷却だけ足せる |
| サーキットを本格的に走る | RZ”High performance” | タイヤ・ホイール・シートが最初から揃う |
| 空力まで突き詰めたい | RZ”High performance”+Aero | 走りの装備をすべて盛れる |
| ジムカーナ・ラリーで競技をする | RC | 不要な装備が無く、自分で作り込める |

グレードが決まったら、次はオプションとトランスミッションです。ここまで決めると、見積もりで総額が比べやすくなります。
見積もりは1社だけで決めずに、総額で比べてみてください。同じ仕様でも、販売店ごとに差が出ることがあります。
GRヤリス買いたいドットコム
GRヤリスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、GRヤリスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの相場と交渉の順番はGRヤリスの値引き相場と限界額で詳しく見ています。全グレードの価格はGRヤリスの新車価格一覧もどうぞ。
- トヨタ GRヤリス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
GRヤリスのグレードはいくつありますか?
26式ではRC・RZ・RZ”High performance”の3グレードで、RCとRZ”High performance”にはAero performance package付きの仕様もあります。それぞれ6MTと8ATが選べます。
いちばん安いグレードはどれですか?
RCの6MTで3,617,200円です。ただしエアコンがヒーターのみで、ディスプレイオーディオも付きません。
グレードでエンジンの出力は違いますか?
26式は全グレードが1.6Lターボの304PS/400N・mで、駆動方式も全車4WD(GR-FOUR)です。
RZにAero performance packageは付けられますか?
付けられません。設定があるのはRZ”High performance”とRCだけです。
RSは新車で買えますか?
買えません。RSは2024年4月の24式で廃止されたので、手に入れるなら中古になります。
まとめ
- 26式はRC・RZ・RZ”High performance”の3グレード+Aero仕様
- エンジン(304PS)と4WDは全車共通。違いは快適装備・ブレーキとホイール・シート
- RCは競技ベース車でエアコン・ディスプレイオーディオが無い
- RZは公道でバランスがよく、RZ”High performance”はRZより50万円高い
- Aero performance packageはRZ”High performance”とRCのみ
- RSは24式で廃止され、新車では買えない

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