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GRヤリスの見積もりで「縦引きパーキングブレーキ」の欄を見て、付けるか迷っていませんか。13万円を超えるオプションなので、なんとなくで決めたくないですよね。
結論から言うと、ラリーやジムカーナでサイドターンを使う人以外は、付けなくても困りません。反対に、競技に出る予定が少しでもあるなら、新車の注文時に付けておくのが一番安くて確実な方法です。
この記事では、縦引きサイドが何のための装備なのか、後付けできるのか、付けると何が変わるのかを順番に見ていきます。
縦引きサイドは24式からメーカーオプションになりました
まずは「いつ、どう変わったか」から押さえておきましょう。ここを知らないと、中古車選びで混乱しやすいんです。
2020年9月に出た20式は、手で引くレバー式のサイドブレーキでした。一般的な乗用車と同じ感覚で使えるタイプです。
2024年4月発売の24式で大きな改良が入り、縦引きパーキングブレーキはメーカーオプションという扱いになりました。26式(2026年4月発売)の現行型も同じです。
| 年式 | パーキングブレーキの扱い | ポイント |
|---|---|---|
| 20式(2020年9月〜) | レバー式 | 縦引きのオプションは無し |
| 24式・25式(2024年4月〜) | 縦引きをメーカーOPで設定 | 縦引きを選ぶとシート・ステアリングヒーターを付けられない組み合わせがあった |
| 26式(2026年4月〜・現行) | 縦引きをメーカーOPで設定 | 縦引き車でもシート・ステアリングヒーターを選べるよう拡大 |
26式の価格は、縦引きパーキングブレーキとコンソールトレイのセットで13万2,000円(税込・トヨタ公式の主要装備一覧表、2026年3月現在)です。
縦引きパーキングブレーキ+コンソールトレイは13万2,000円。注文時にしか付けられないメーカーオプションなので、納車後に「やっぱり欲しい」となっても同じ形では追加できません。
縦引き以外の装備やインパネ全体の変化はGRヤリスの内装とグレード別の質感差にまとめています。

そもそも縦引きサイドは何に使うのか
『普通に止まっている時に使うだけなら、どれでも同じでは?』と思う方も多いはずです。実はその通りで、駐車のためだけなら縦引きである必要はありません。
縦引きサイドが力を発揮するのは、走っている最中に後輪だけをロックさせたい場面です。ラリーやジムカーナで、小さく向きを変える「サイドターン」に使います。
レバーが縦に立っているので、ステアリングを握ったまま手を伸ばして、素早く引いて戻せるんです。GRヤリスが競技ベースとして作られた車だから用意されている装備と言えます。
例えばこんな場面です。
「ジムカーナのパイロンを小さく回りたい」
「それなら縦引きで一瞬だけ後ろをロックさせて向きを変えるんだよ」
公道でこうした操作をすることはまずありません。日常の運転しかしないなら、使う機会はほぼゼロと考えていいと思います。
GRヤリスは全車が4WD(GR-FOUR)です。4WDでサイドターンをする時の駆動の扱いは、4WDの仕組みとセットで理解しておく必要があります。モード切替の仕組みはGR-FOURの仕組みで解説しています。
付けたほうがいい人・付けなくていい人
ここが一番大事なところです。13万2,000円を払う価値があるかどうかは、どう使うかでほぼ決まります。
- ラリー、ダートトライアル、ジムカーナに出る予定がある
- 将来、競技に出てみたい気持ちが少しでもある
- 競技仕様として手放す可能性を考えている
- 街乗り、通勤、ワインディングのドライブが中心
- サーキット走行(周回するだけ)しかしない予定
- 冬のシート・ステアリングヒーターなど快適装備を優先したい
意外と見落としがちなのが、サーキット走行との関係です。周回タイムを競う走行会では、サイドターンを使う場面がほとんどありません。
『サーキットに行くなら縦引きも要るのかな』と考えがちですが、必要になるのはターンを多用する競技の方です。サーキット走行の準備はGRヤリスのサーキット走行の準備と費用を参考にしてみてください。
- 出てみたい競技はサイドターンを使う種目か
- 同じ予算でクーリングパッケージや等速リヤデフを優先したくないか
- 冬場にシート・ステアリングヒーターが欲しいか
- 手放す時に買い手が縦引きを求めそうか
ちなみに等速リヤデフは5万5,000円のメーカーオプションです。どのオプションを優先するかはGRヤリスのオプションの選び方で並べて比べています。
後付けはできるのか
『納車してから付けられないの?』と気になっている方も多いですよね。
結論から言うと、純正と同じ縦引きを納車後に後付けするのは現実的ではありません。メーカーオプションは工場で組み込む装備なので、販売店で後から追加する用品とは扱いが違うんです。
部品を取り寄せて組むことを考える人もいますが、配線やブレーキまわりの作業が絡みます。保証や車検での扱いも含めて、販売店に相談せずに進めるのはおすすめできません。
ブレーキは命に関わる保安部品です。部品を個人で組み替えると、メーカー保証の対象外になるおそれがあります。後付けを考えるなら、施工店と販売店の両方に保証と車検の扱いを確かめてからにしてください。
縦引きが欲しい方にとって一番確実なのは、新車の注文時に選ぶことです。中古で探すなら、24式以降で縦引きが付いた個体を条件に絞るのが近道になります。
油圧サイドとは何が違うのか
「油圧サイド」という言葉も、よく一緒に出てきますよね。これは主に競技用として売られている社外品のサイドブレーキを指すことが多い言葉です。
ブレーキの油圧を使って後輪を止める仕組みで、ラリーやドリフトの車に使われます。純正の縦引きとは別物として考えてください。
純正の縦引きがどんな仕組みで後輪を止めているのか、細かい部分は公式情報で確かめきれていません。『純正の縦引き=油圧サイド』と決めつけずに、販売店や専門店で確かめるのが確実です。
| 比べる点 | 純正の縦引き(メーカーOP) | 社外の油圧サイド |
|---|---|---|
| 付けるタイミング | 新車の注文時のみ | 納車後に専門店で取り付け |
| 費用 | 13万2,000円(コンソールトレイ込み) | 部品と工賃で店ごとに変わる |
| 保証 | メーカー保証の範囲内 | 施工内容によって保証外になるおそれ |
| 主な使い道 | 競技でのサイドターン | 競技やドリフト |
公道で使う車に社外のブレーキ部品を付ける場合は、車検に通るかどうかも施工店に確認しておきましょう。

ヒルスタートアシストと坂道発進の心配
縦引きの話と一緒に気になるのが、坂道発進ですよね。特に6MTを選ぶ方は『レバー式じゃないと坂道が不安』と感じるかもしれません。
GRヤリスには、全車にヒルスタートアシストが付いています。坂道でブレーキペダルから足を離しても、短い時間だけ車が下がるのを抑えてくれる機能です。
なので、縦引きが無くても坂道発進で困ることはほとんどありません。坂の多い地域に住んでいる方でも、日常使いならこの機能で足ります。
- ブレーキを踏んで停止し、クラッチを切って1速に入れる
- ブレーキから足を離し、アクセルとクラッチをつなぎ始める
- ヒルスタートアシストが効いている短い間に発進する
縦引きを付けた車での停車時の操作やブレーキホールドの有無は、グレードや年式で違う可能性があります。試乗の時に実際に操作して確かめてみてください。
中古で縦引き付きを探す時の確認
中古車で縦引き付きのGRヤリスを探すなら、まず年式を確かめることが出発点です。縦引きがメーカーオプションで選べるのは24式以降なので、20式は対象外になります。
ただ、20式の中には社外の油圧サイドなどを後から付けた車が出回っていることもあります。見た目が縦のレバーでも、純正のメーカーオプションとは限らないんです。
- 初度登録年月が2024年4月以降か(24式以降か)
- 販売店の装備表に「縦引きパーキングブレーキ」とメーカーオプションで書かれているか
- 社外品なら、どこの店で付けたか、記録が残っているか
- 25式以前なら、シート・ステアリングヒーターが付いているか
実際の会話はこんな感じになりがちです。
「この縦引きって純正ですか」
「記録簿を見ると、新車時からのメーカーオプションですね」
純正か社外品かで、保証や売る時の説明のしやすさが変わります。気になる車があったら、販売店にはっきり確かめておきましょう。
見積もりで損しないために
縦引きを付けるかどうかで、見積もりの総額は13万2,000円変わります。ナビパッケージ(24万3,100円)やコンフォートパッケージ(11万9,900円)と一緒に選ぶと、オプションだけで30万円を超えることもあります。
26式からは縦引きとシート・ステアリングヒーターを同時に選べるようになりました。ヒーターが含まれるパッケージの中身はナビパッケージ・コンフォートパッケージは必要かで比べています。
オプションが決まったら、同じ条件で見積もりを並べてみるのが基本です。
GRヤリス買いたいドットコム
GRヤリスの値段、先に相場を見ておく
縦引きの有無を含めた同じ条件で、見積もりを取って比べてみてください。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの相場と交渉の順番はGRヤリスの値引き相場と限界額にまとめています。オプションを付けるほど総額で交渉する意味が大きくなりますよ。
迷ったまま決めきれない時は、『この1年で競技に出る予定があるか』を自分に聞いてみてください。予定が無いなら、縦引きの13万2,000円を他の装備やタイヤ代に回しても後悔しにくいはずです。
- トヨタ GRヤリス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
GRヤリスの縦引きサイドはいくらですか。
26式では縦引きパーキングブレーキとコンソールトレイのセットで13万2,000円(税込)のメーカーオプションです。
縦引きサイドは後付けできますか。
メーカーオプションなので、純正と同じものを納車後に追加するのは現実的ではありません。欲しい方は注文時に選ぶか、縦引き付きの中古車を探すのが確実です。
20式に縦引きサイドはありますか。
20式は一般的なレバー式です。縦引きがメーカーオプションになったのは2024年4月発売の24式からです。
縦引きを選ぶとシートヒーターは付けられませんか。
26式からは、縦引き車でもシート・ステアリングヒーターを選べるよう拡大されました。24式・25式では選べない組み合わせがあったので、中古車では装備を個別に確かめてみてください。
街乗りだけでも縦引きを付ける意味はありますか。
駐車のためだけなら縦引きである必要はありません。競技に出る予定が無いなら、その予算を他の装備に回すほうが満足しやすいと思います。
サーキット走行だけでも縦引きは必要ですか。
周回タイムを競う走行会では、サイドターンを使う場面はほとんどありません。縦引きより、クーリングパッケージやブレーキまわりの準備を優先するほうが役立つことが多いです。
まとめ
- 縦引きパーキングブレーキは24式からメーカーOP。26式はコンソールトレイ込みで13万2,000円
- 使い道は競技でのサイドターン。街乗りやサーキット周回が中心なら無くても困らない
- メーカーOPなので後付けは現実的ではなく、欲しいなら注文時に選ぶ
- 社外の油圧サイドとは別物。付ける時は保証と車検の扱いを先に確かめる
- 全車にヒルスタートアシストがあり、坂道発進の不安は小さい
- 26式から縦引き車でもシート・ステアリングヒーターを選べる

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